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Life in Ann Arbor, Michigan

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2004年 11月 15日

In the face of what is called "Democracy"

この投稿は別に日記と関係ないです。ばたけやsatioたちの言っていることに関して。

戦争を防ぐことが重要だといっても、「アホな指導者たちが」それを意図していなければ(そして現在の国際政治の状況は実際そうなっていると思う)その実現は不可能に近いですよね。アメリカで政治を勉強していると「国益ってそもそも存在するのか?」ということを考えてしまう。だって現実においても、理論においても「一国の指導者はNational Welfareじゃなくて、Personal Welfareの実現を重視して政策を決定する」って風になってるんだもん。そしてそういった指導者達の政策がNational Welfareにかなっていなくても国民は「民主主義」という名の下で実施されているからと言って納得してしまう。

個人的にこれは非常に構造的な問題だと思うんですよね。要は「民主主義」というSystemの問題です。国民の大多数が国を代表する指導者を選んでその人に国の統治を委託する。これが果たしてNational Welfareを実現できる最善の方法なのか?という疑問が出てくると思います。たびたび引き合いにだしてしまって恐縮なんですが、Chomskyは「アメリカ(政府)がイラク戦争を遂行したのは国民の間のFearを増幅させ、テロとの戦争を正当化するためであった」と相当な自信を持って主張しています。

あと最近知ったんですがこんなPhraseも存在しております:
"Many forms of Government have been tried, and will be tried in this world of sin and woe. No one pretends that democracy is perfect or all-wise. Indeed, it has been said that democracy is the worst form of government except all those other forms that have been tried from time to time."
Sir Winston Churchill, Hansard, November 11, 1947

ま、こうした構造的な問題を打破するためには「アホな指導者を選んでしまった国民」がいかに行動を起すかにかかっているかと思うのですが。

by kamakusa | 2004-11-15 09:08 | Personal Thoughts


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